こんにちは、きっこうどうの塩出です。

 

春になりましたが寒かったり暑かったりと気温差が激しくなっています。

気温差が激しいとなかなか体温調整が難しく特に高齢者は大変になります。

 

そんな時によく起こるのが脳卒中です。

今日は、脳卒中が疑われるサインをお伝えします。

 

脳卒中」は、がん・心臓病に次いで日本人の死因第3位の原因となっている病気です。私たちにとって身近なこの脳卒中には、「脳出血」「脳梗塞」「くも膜下出血」の3種類があり、いずれも手遅れになると命を落とす危険性が高い、恐ろしい病気です。

 

脳梗塞は、「脳のある領域に血液がいかなくなり、その部分が死んでしまって障害が出る」という病気です。一方脳出血は、脳の中にある小さな血管が切れて破れてしまい、そこから出血が起こり脳を壊して症状があらわれます。このように、脳梗塞と脳出血はともに、「脳の中」で起こる病気です。

それに対してくも膜下出血は、脳の表面の血管に脳動脈瘤という「こぶ」ができてしまい、その「こぶ」が破れて脳の表面に出血する病気です。出血は脳の表面であるくも膜下に溢れるため、その出血量が多ければ多いほど脳が圧迫され、脳が壊されていくことになります。

つまり、くも膜下出血は脳の内部から出血が起きたわけではないため、病態上は「外傷」であり「脳挫傷」(脳の外から出血が起こり、脳をつぶしていくもの)として脳を壊します。このように、脳血管の障害の違いによって、脳卒中は「脳梗塞」と「脳出血」と「くも膜下出血」に分類されます。

 

予防対策としては、生活習慣を見直し偏った食事をしない事が大切です。

後高血圧の方は注意が、必要です。

脳卒中が疑われるサインがあります。

それはFASTです。

 

FはFace

顔の片方がゆがみます。ニッコリ笑うもしくはイーと言うと口、顔の片方がゆがみます。

AはArm

片腕が上がらない。手のひらを上にして、まっすぐ肩の位置まで両腕を上げて目をつむると5つ数える間に片方の腕が下がってしまいます。

SはSpeech

ろれつが回らない。短い文章がうまく言えなくなり、特にらりるれろの発音がうまくできません。

 

TはTime

時間の確認。何時に発症しどのくらい時間がたっているか確認します。

脳卒中は時間との勝負になりますので、こういったサインが出ましたら一刻も早く救急車を呼ぶことが大切になります。