こんにちは、だいぶ暖かくなり、日光浴がしたいと思う

きっこうどうの塩出です。

 

今日は、この日光浴とも関わりがある

骨粗しょう症について書きたいと思います。

 

 

 

高齢者にとって骨折は致命傷と言われています。その理由は、骨折自体が治るか治らないかではなく、

骨折によって動かない期間ができてしまう事で、筋力が低下し、寝たきりの状態になってしまうリスクが高いためです。

 

そこで骨折を起こしやすくなる原因の一つであるのが骨粗しょう症です。

骨粗しょう症(こつそしょうしょう)とは、骨の形成に関係する栄養素であるカルシウム、ビタミンD、タンパク質の摂取不足や、運動不足、飲酒喫煙、日光浴不足などで骨の量が減ってスカスカになる病気です。

また、体質的な遺伝もありますので、ご家族に骨粗しょう症の方がいらっしゃる場合は、注意が必要です。

 

加齢が主な原因と言われていますが、特に女性については、女性ホルモンには骨密度をキープする作用があり

女性ホルモンの分泌が減少し始める閉経期に骨粗しょう症になりやすいと言われています。

 

高齢になって骨折で後悔しないためには、骨粗しょう症を予防すべきであり、そのためには骨を強くする必要があるのですが、

今から急に頑張ったとしても、骨はいきなり頑丈にはなりません。

骨強度をアップさせるには、少しでも早い時期から、骨の形成に関係する栄養素である

カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、タンパク質を積極的に摂取し

カルシウムが骨に変化するよう、定期的な運動を行っていく必要があります。。

さらには、飲酒喫煙は控えめにし、適度な日光浴を心がけていく事も重要です。

 

なぜ日光浴が重要になるかといいますと、カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、紫外線を浴びることで体内でもつくられます。

夏の直射日光を長時間浴びることは、皮膚が赤くなるなどダメージにつながりますが、適度な日光浴は骨の健康に役立ちます。

冬であれば30分~1時間程度散歩に出かけたり、夏であれば暑さを避けて木陰で30分程度過ごすだけで十分です。

 

屋内で過ごす時間が長い高齢者や、美容のために過度な紫外線対策を行っている人では、

ビタミンD不足が心配されます。運動をかねて積極的に外出する機会をつくって、上手に紫外線と付き合っていきましょう。

今日からできることから始めて、骨を強くしていきましょう。

 

 

カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの多い食材をあげましたので参考にしてみてください。

カルシウムが多い食材

牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など
※ 骨粗しょう症や骨折予防のためのカルシウムの摂取推奨量は、1日700~800㎎です。

 

ビタミンDが多い食材

サケ、ウナギ、サンマ、メカジキ、イサキ、カレイ、シイタケ、キクラゲ、卵など

 

ビタミンKが多い食材

納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツなど