こんにちは、きっこうどう野添です。

今日は膝についてのお話しです。

訪問マッサージをしていると膝の痛みを訴えられる方が多く、中には変形性膝関節症と診断されている方もいらっしゃいます。

 

人体の最大の関節である膝関節は、関節面と地面が平行となっている構造から、立位や歩行時には大きな負担がかかります。

そのため、膝関節に問題を抱えると、歩行や立ち座り、階段の上り下りなど、日常生活に支障が生じてしまいます。

また、転倒の危険も増加してしまいますので、膝のケアというのはとても大切になります。

 

変形性膝関節症になり、進行してしていくと平地を歩く、膝を曲げ伸ばしするだけでも痛みが生じたり、さらに進行すると寝ているときや安静にしているときでも強い痛みを感じるようになります。

 

そうなると、歩くの嫌になるので、筋力低下が起こり、そしてさらに運動量が減り、最悪の場合、1人では歩く事もできなくなってしまいます。

 

膝が痛いとお悩みの方は、そこまで進行してしまう前にしっかりと膝のケアをしましょう。

 

【膝のケア】

①太もも〜膝周りのマッサージ

太ももには大腿四頭筋という膝関節においてはとても重要な筋肉があります。大腿四頭筋は膝関節を伸ばしたり、膝蓋骨(膝のお皿)の安定性に関与しています。膝に痛みが生じると、痛みから膝関節を守るためにこの筋肉が収縮します。慢性的に痛みがある事で、常に収縮が起こるため、血管も狭くなり、痛みの物質がたまってしまいます。

マッサージにより筋肉の緊張をとり、血流を改善させ、痛みの除去をしていきます。

マッサージでは太もも〜膝のお皿周りを軽くさするだけでも効果はあります。

 

②太ももの筋力強化

太ももにある大腿四頭筋という筋肉の強化をおこないます。

簡単にできる大腿四頭筋の筋力強化は、椅子に座った状態で膝を曲げたり伸ばしたりする運動です。椅子に座って膝をまっすぐに伸ばし、5秒間そのままにします。それを5〜10回ほど行います。

平らな所に膝を伸ばして座り、枕を膝の下に入れて数秒間押しつぶす運動も効果的です。

 

③膝への負担の軽減

・歩行時には踵から着地し、膝関節への衝撃を和らげる。

・体重を減らす

・杖を使用する。