皆さんこんにちわ  きっこうどうの塩出です。

 

今日は冬でも起こる脱水症について話します。

 

脱水症は「暑い季節に起こる」というイメージが強いのですが、実は、冬でもおこります。

 

まずは、何故冬でも脱水症がおこるのか?

 

1.湿度の低下

日本の冬は乾燥した気候が続きます。カラダにとって快適な湿度は50~60%ですが、冬場の湿度は50%以下になることが少なくありません。

外気が乾燥すると、知らないうちにカラダから水分が失われていきます。不感蒸泄といわれていますが、皮膚や粘膜、呼気などから、意識しないうちに失われていく水分が増えます。また、室内は、暖房機の使用や、昔より住宅の気密性が良くなったことにより、屋外より10~20%湿度が低下する傾向がありますので、さらに不感蒸泄は増えます。そのために、室内が乾燥しない工夫をしましょう。できれば湿度計を設置し、50~60%の湿度を保てるようにしたいです。

対策として、

(1)加湿器を置く                                            

(2)換気をする                                                                                                             (3)バケツに水をはりタオルを半分つけておく

(4)洗濯物を干す                                            

(5)石油ストーブにはヤカンをかける

 

2.意識の低下

冬は汗をかきにくいので、警戒感が下がりがちです。また寒いから冷たい物は避けたいという理由で、飲み水の摂取を控える方も多いようです。

3.飲み物、食べ物で水分補給

冬はあまり汗をかかないなで、あまり水分を夏に比べて少ないので、喉が渇いていなくても、意識してこまめに水分を補給するようにしましょう。

(1)朝起きた時、夜寝る前、トイレに起きた時などにも水分補給                                           

(2)水分や電解質が豊富な食べ物を食べるよう心がけましょう。                                             

(3)ホウレンソウや小松菜などの緑黄色野菜や  ミカンやリンゴなどの季節の果物などが水分が豊富です。

 

高齢者は、喉の渇きを自覚しにくいという特徴から、かくれ脱水になりやすいと言われています。部屋の乾燥を防ぎ、こまめな水分補給を意識しましょう。また、食事量や運動量が減って、筋肉量が低下しがちです。カラダの中で最も多くの体液を含んでいる筋肉量が減ると、脱水症のリスクを高めてしまいますので、たんぱく質充分な食事と適度な運動を心がけましょう。

 

少しの意識で脱水症は防げますので今日から1つでもいいので実践してみて下さい。